6/21 新垣連敗止められず。ロードは本当に不利か?上本博紀という選手について。

arakaki

今日も負けてしましました。5連敗。
前回の9連敗がまた目の前によぎります。(;_;)

新垣は良く投げましたよね

今日は新垣は101球で交代になりました。
責任ランナー2人を返してしまったので、自責点は3になりました。

交代した時点では2-2の同点、1アウト満塁のところでした。

その後、代わった秋吉がタイムリーを打たれて阪神4-2ヤクルトになりました。

まぁ、どちらもあまり責められない感じです。

新垣は失点回以外はすべて先頭打者を打ち取り、粘りのピッチングだったと思います。
暴投や牽制でのエラーがあり、そのエラーが失点につながりました。

結局、また、上本博紀にやられた

結局、誰にやられたのか?
もちろん、同点に追いつかれた福留の一発は痛かったですし、

fukudome

福留の同点ホームラン

その後の狩野のタイムリーも痛かったのですけど、
私は今日も昨日に引き続き、上本博紀にやられたと思っています。理由は2点です。

理由1:2回裏の先制点を取られた場面は上本だからこそ

2回裏、上本だからこそ失点してしまう場面があります。

先頭のゴメスを歩かせますが、マートンを併殺。
すでに2アウトでした。

そこから上本博紀に8球粘られてヒットを打たれます。
このランナーがまさか失点につながるとは。

当然、2アウトで俊足の上本なので、警戒します。
牽制

それが悪送球で2塁に進ませてしまいます。

そこから、今成の球足の遅いライトへ抜けたタイムリーで足の速い上本は帰ってきてしまいます。

結局ここもは足の速い上本が出た為に、起こった暴投であり、上本だからこそ、ホームまで帰ってきてしまいました。

理由2:四回表ヤクルトの唯一の好機を封印される

そして、終わってみてば唯一だったヤクルトの大量得点のチャンスだった四回表。

先頭の畠山がヒット
雄平もレフトへのヒットでノーアウト1,3塁。

いずれもツーストライクと追い込まれてからのヒット。
そして、選球眼が唯一の強みになりつつあるデニング。
粘りに粘って10球みて四球

この時点でノーアウト満塁!!!

森岡が 1ゴロの間に畠山帰って 1点。 なおも1アウト1.3塁。

ここからです。上本博紀がまた立ちはだかる。

中村悠平が右中間に抜けようかという強いゴロ!
しかし、これを上本博紀が超ファインプレーでさばき、ファーストアウト。

uemoto1
確実にアウトを稼ぎ、次の新垣でチェンジになりました。

ここが抜けていたらどうなったか。

1点は当然入って、1アウトまた1.3塁となっていたところ。
新垣を替えてはいないでしょうが、併殺なきかぎり山田哲人に回り、もうあと1~2点が見えていたところです。

この2つで2点は違っていたでしょう。
上本博紀じゃなかったら、もっといい勝負だったはず。

上本博紀、本当にすごいわ。

上本博紀という選手について

もちろん、名前は知っていましたけど、昨日のヒーローインタビューが、かなり緊張している感じだったので印象に残りました。

上本博紀選手の身体

身長173センチ、体重63キロ。
ほぼほぼ平均的な日本人の体型でしょう。

プロ野球選手の平均身長は180センチほどなので、とても小さい。

彼のインタビューを見ていて、ものすごく慎重な人間であることがわかります。

上本はデッドボールを当ててきた山崎にも気を遣う

そういえば少し前にこんなことがありました。

DeNAのクローザー山崎が上本博紀に頭部死球。
当然、頭部死球なので即刻退場交代ですし、遺恨を残すこともあったりします

この時、三浦大輔が間に入り、上本博紀に電話をして、山崎は上本に謝罪したそう。
その時に、「こちらこそ、ごめんな」と上本が言ったというエピソードがあります。

もちろん、上本が謝ることはないわけですけど、気にして電話をしてくれたその行為に「気を使わせてもらって悪いな」「騒ぎになってしまってごめんな」ぐらいの意味だったのでしょうか。そういう、人の良さを感じるのが上本博紀だなと思います。

上本博紀選手の中学・高校時代

今日のセカンドのファインプレーもそうですけど、すごいセンスを感じます。

プロ入り前は、小学4年でソフトボールを始め、中学は地域の軟式野球チームに入ります。
1年の秋から2塁に定着、3年時には、年間60試合で122個の盗塁を記録したといいます。

そして、硬式野球を経験せずに広陵高に入り、なんと1年夏から甲子園に出場
2年になる2003年のセンバツでは1番打者として活躍、1個上の巨人の西村健太朗投手、広島の白濱裕太捕手らと共に優勝!

ものすごい人だったんですね。

21打数で個人最多記録タイまであと1安打に迫る12安打をあげたと。
3年時には、チームの捕手不足のため、三番捕手で県大会を戦うも、広島商に破れ、3年時は甲子園出場できず、早稲田大学に進学します。

1年次からレギュラーに定着、なんと4年次まで全104試合にフルイニング出場!!
4年時には主将。
通算109安打は当時学生歴代13位の記録で、全試合フルイニング出場は、慶応大学の高橋由伸以来という、安定した調子と故障の少なさも見せました。

プロ入り後の上本博紀

2010から2014年の通算5年で、打率は.267とそこまで高くないものの、極めて優れた選球眼を持っており、出塁率は.355まで跳ね上がります。去年は131試合に出場、レギュラーに定着しました。

もっとも、去年はセカンドでの失策はリーグワーストの17個でした。
守備も上手いように見えますけど。レギュラー定着初年度でしたからね。

慣れでしょうね。

上本博紀の高校時代の評価

広陵高校時代の監督である中井哲之は上本博紀について「彼は間違いなく天才です。プロとしては体が小さいですが、それを補って余りあるほど野球IQが高い。相手が1番嫌がることは何か瞬時に判断できる」と評価しているそうです。

うーん、本当に嫌だわ。

彼は広島の人らしいから、元々は広島ファンなのかもだけど、あの謙虚な性格はヤクルトスワローズ向きじゃないかしら?

スワローズには小柄で活躍している人も多いし♪

ヤクルト・スワローズ小柄選手権上位6人
石川 雅規 167cm
三輪 正義 168cm
小川 泰弘 171cm
今浪 隆博 172cm
雄平    174cm
森岡 良介 174cm

阪神との相性は悪い

さて、話を上本博紀から戻しましょう。

今日は阪神との10回戦ですが、阪神との対戦成績は2勝8敗となりました。。。

我らがスワローズはどういうわけか、対阪神成績が悪いです。

対戦相手 勝ち 負け 勝率
対阪神 2勝 8敗 20%
対中日 3勝 5敗 38%
対読売 4勝 5敗 44%
対横浜 7勝 5敗 58%
対広島 6勝 4敗 60%

とにかく阪神戦に勝率2割と、圧倒的にニガテにしています。

また、スワローズはロードでの勝率も低く、昨日(6月20日)までのデータで12勝22敗。35.3%です。

スワローズはロードも弱い。

スワローズのロードの勝率は34.3%です。
スワローズは今日の敗北も含めてロードでは12勝23敗です。

だから、つまりほぼほぼ3回に1回しかロードでは勝てないんですね。

つまり、ロードで三連戦があったら、1回ほど勝つ、というペースです。

一般的に、ロードの成績はどれくらい悪いのか

もっとも、セ・リーグ全体をみてみいると、ロードの勝率で40%を超えているのは広島の42.4%のみ。

★セ・リーグ表

ホーム ロード
  勝ち 負け 勝率 勝ち 負け 勝率
中日 20 14 58.8% 11 22 33.3%
阪神 21 12 63.6% 11 21 34.4%
東京 18 13 58.1% 12 22 35.3%
読売 22 11 66.7% 13 22 37.1%
横浜 19 15 55.9% 13 20 39.4%
広島 16 16 50.0% 14 19 42.4%
合計 116 81 58.9% 74 126 37.0%

当然ながら、勝率は低いのか?
パ・リーグも見てみると…

★パ・リーグ表

ホーム ロード
  勝ち 負け 勝率 勝ち 負け 勝率
オリ 16 20 44.4% 10 21 32.3%
楽天 17 11 60.7% 15 20 42.9%
ロッテ 15 16 48.4% 16 17 48.5%
西武 19 12 61.3% 16 15 51.6%
日ハム 21 12 63.6% 17 15 53.1%
ソフバン 21 13 61.8% 17 11 60.7%
合計 109 84 56.5% 91 99 47.9%

パ・リーグはロードでの勝率は47.9%。
これは圧倒的にセ・パ交流戦でセ・リーグが負けたことと影響しているかも。

なので、セ・パ合計で見てみました。

★セ・パ合計

これは、セ・パ交流戦なので、勝ち負けがホームとロード当たり前ですが逆になります。

ホーム ロード
勝ち 負け 勝率 勝ち 負け 勝率
セ・パ合計 225 165 57.7% 165 225 42.3%

ロードでの勝率は42.3%。
ホームでの勝率は57.7%

つまり、平均的にみると、8%ほどホームアドバンテージがある、ということになりますね。

結論:ホームアドバンテージは8%ほど存在する

ホームアドバンテージの理由は?

ところで、なぜ、ホームだと勝てるのか。
仮説をたててみました♪(他にもあったらTwitterで教えてください。)

応援・声援が多い

ホームは当たり前ですけど、自分のチームの応援が多いですよね。広島とか見ていると特にすごいなと思います。
(もっとも、広島はホームで勝率があまり高くないですね)

球場に慣れている

球場への慣れも大きいですよね。慣れとはどんな部分があるのか?

ピッチャーならば、マウンドの高さ、硬さ、回りの明るさによるキャッチャーミットの見え方など
キャッチャーも、照明によって見え方は異なります

内野は一番影響が少ないでしょうが、アンツーカー(土)は球場によってボールの跳ね方(打球をどれだけ殺すか、イレギュラーバウンド率)がかわりそうです。
甲子園球場と、東京ドームじゃ、やっぱり違いますよね。

外野は人工芝か天然芝かという芝の問題と、広さの問題があります。球場によって広さは結構違いますし、フェンスの高さも異なるので守り方も変わります。
また、ファウルグラウンドの広さも変わりますよね。

また、外野は高い打球があるので、天井の色や見やすさなども慣れに影響します。

もちろん、ホーム球場だと、打席に入るときの登場曲が流れるとか、色々メリットはありますよね。

今日は相手がエース藤浪晋太郎が出てきたところで、新垣渚がいい勝負をしただけに残念でした。

次回は火曜日、岐阜開催

次回は火曜日、中日ドラゴンズと、地方球場で岐阜の「長良川球場」で行われます。

長良川球場では、色々トラブルが起こると言われているそう。

http://bit.ly/1GAuzRZ

 

うまく勝てるといいですね。

私は岐阜は大好きです。長良川の鵜飼はみたことがないのですが、ぜひ見てみたいです。

余談ですけど、長良川の鵜飼って、国家公務員なんですって。知ってました?

なんと長良川の鵜匠は国家公務員だった!

今後も応援していきましょう!ひたすらスワローズ愛♪

 

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